税理士のためのオンライン集客とは?おすすめのオンライン集客方法4選を解説COLUMN

  • 2023.11.2

税理士のためのオンライン集客とは?おすすめのオンライン集客方法4選を解説

税理士のためのオンライン集客とは?おすすめのオンライン集客方法4選を解説

「税理士として効果的なオンライン集客を実施したい」とお考えではありませんか?

税理士は税理士試験に合格して資格を取得し、日本税理士会連合会への税理士登録をした人のみが行える仕事で、非常に求められる仕事となっています。また、税理士として独立開業するには、税理士試験に合格し、税理士法人や税理事務所などで2年以上の実務経験が求められます。税理士であればやはり独立開業して自分の事務所を持つことに憧れますが、独立開業後に安定的な経営を行うことができず、悩んでいる税理士も少なくありません。

税理士として安定的な経営を行うためには、効果的な集客が必要となります。これから集客施策を行っていきたいと考えている人におすすめなのは、オンラインを活用した集客です。本記事では、税理士がオンライン集客を行うべき要因や効果的なオンライン集客方法について解説していきます。

税理士の現状

税理士は独立開業を目指す人も多く、ニーズの高い業種と言えます。ただし、仕事は取りやすい環境になっているのでしょうか?全国の税理士の数などを見ながら解説していきます。

全国で80,000人以上

現在税理士の業界は、人数が増加傾向にあります。

日本税理士会連合会の「税理士登録者数」によると、日本の税理士は令和5年6月末日で80,502人存在するというデータが出ています。

(日本税理士会連合会ホームページ: https://www.nichizeiren.or.jp/cpta/about/enrollment/ )

税理士として開業をして、安定的な経営を行うことができれば、年齢などはあまり関係なく事業を行うことができます。さらに、税理士として長年事業を行っている方が経験豊富なことからお客様に信頼されやすく、年配の方でも事業を継続できるのです。そのような背景から、税理士の数はあまり減ることなく、増加傾向にあるのでしょう。

差別化を行わなければ顧客の獲得が難しい

税理士の数は増加傾向にあるため、「税理士として続けていれば顧客が獲得できる」と考えるのは安易です。仕事を獲得していきたいのであれば、自分という税理士に相談したい、サービスを活用したいと思っていただけるように工夫を行わなければいけません。そのためには、他の税理士との差別化や自分にしかない強みを出していく必要があるでしょう。そうでなければ、80,000人以上いるただの税理士の1人となって埋もれてしまい、仕事を取っていくことは難しい可能性があります。

税理士がオンライン集客を行うべき理由

税理士がオンライン集客を行うべき理由

年々増加傾向にある税理士ですが、その中でも仕事を獲得し、自らの経営を安定させなければいけません。そのためには税理士としての自分を認知してもらうための施策や、自らのサービスを活用したいと思っていただけるための施策を行っていくべきです。そこで活用できるのが、オンラインを活用した集客方法となります。ここからは税理士がオンラインを活用した集客を行うべき要因について解説します。

税理士の市場はまだまだオンラインを活用できていない

現代では税理士の市場でもオンラインを活用している人たちが増えてきていますが、まだまだオンラインを活用できていない人たちの方が多いです。

これまで、税理士の営業といえば、「紹介営業」が主流でした。知り合いの経営者などから紹介された経営者を訪問して話を聞き、仕事の依頼を受けるという顧客獲得方法です。しかし、それは以前までの話で、現代ではクラウド会計サービスの普及によって簡単にWeb管理が行えたり、ZoomなどのWeb会議サービスの普及により場所関係なく評判の良い有名な税理士にオンラインを活用して依頼ができたりするようになりました。そのため、ただの紹介営業だけでは徐々に衰退していき、待っているだけでは問い合わせが入らなくなってしまう可能性があります。

また、最近では「税理士紹介サービス」というものも普及しており、Web上で自社に最適な税理士の検索が簡単に行えるようになっています。現代では多くの人々がスマホやパソコンを活用してネットで情報を取得するようになっているため、「紹介よりWebで探したほうが簡単だし、評判の良い人が見つかりやすい」といった考えに変わりつつあるのです。

しかしそれでも、そのような時代変化に目を向けなかったり、「今は紹介で仕事が安定しているから大丈夫」といった理由でオンラインの活用に目を向けなかったりといった税理士は多くいます。全員がそうなるわけではないですが、おそらくその考えのままだとこれからの事業は衰退していく可能性が高いでしょう。これからの時代に合わせてオンラインを活用していくことで、他の税理士たちと差別化を行うことができ、スムーズに事業の展開を行うことが可能となるのです。

専門分野や実績を効果的にアピールできる

税理士として顧客の開拓をしていくには、専門分野を明確にしておくことも重要です。税理士の業務は様々なものがありますが、「何でもやります」で宣伝を行うと、見込み客は具体的にどのようなことをしてくれるのかイメージができません。ホームページなどを活用して、「起業したての税務関係」「安定的な事業継続のための経営相談」など自らの税理士としての専門分野を明確にしてアピールすることで、見込み客は「この税理士であれば悩みを解決してくれそう」と考えるでしょう。

また、税理士は実績をきちんとアピールすることも重要です。税理士は全国で80,000人以上いるため、ただの税理士としてアピールしても、見込み客は魅力的に感じません。どのような実績があるのか、今までどのようなことをやってきたのかをしっかりとアピールしましょう。ホームページなどのWebであれば、それらを文章として伝えることができるので、顧客の目につく効果的なアピールができます。

税理士業務が忙しい中でも自動で集客が可能

税理士として開業した当初だと、営業活動や顧客サポートもすべて自分で行わなければいけないため、非常に忙しいことが予測されます。そんな中、集客のための施策も自分で実施しなければいけないというのは非常に大変です。Webを活用することで、始めは自分で準備などを行わなければいけない点もありますが、一度集客を行える形を構築してしまえば自分が手をかけることなく集客を行うことができます。そのため、集客にかける時間的コストを削減することが可能です。ホームページやWeb広告、SNSなどのオンラインの集客施策を効果的に活用することで、自分が営業活動や顧客サポートで動いている間もネット上で自動的に集客を行うことができるのです。

税理士のオンライン集客方法4選

税理士のオンライン集客方法4選

税理士がオンラインを活用した集客を行うことは様々なメリットがもたらされ、これからもより発展していくことが予測されます。ここからは税理士におすすめのオンライン集客方法4選を解説します。

  • ホームページのSEO対策
  • Web広告
  • SNS
  • オンラインセミナー

ホームページのSEO対策

オンラインの集客方法でもっともポピュラーなものがホームページの作成です。ホームページのSEO対策を行い、相談や依頼に結び付けていくことができます。

SEOとは検索エンジン最適化の略称で、「Search Engine Optimization」の頭文字をとっています。Googleなどの検索エンジンに評価してもらいやすい構成のWebサイトや、キーワードを含めたWebサイトなどを作成することで、自社のWebサイトを検索結果上位に表示させ、検索によって閲覧するユーザーを増やしていくための施策のことを言います。

SEO対策は即効性のある集客方法ではないですが、一度構築してしまえば持続性が高く、長期的に見ると費用対効果が高いです。また、ホームページのメリットは、多くの情報を発信できる点です。税理士としての仕事内容を伝えることができるのはもちろん、どのようなことを専門分野として行っているのか、どのような実績があるのかなどをホームページ内に盛り込むことができます。

ただし、SEO対策は非常に専門的な知識が必要となります。ただ、文章を書くだけ、ホームページを作成するだけ、などでは効果的に行うことができないので注意しましょう。

Web広告

Webサイトと共に活用できるのがWeb広告です。Web広告は、多くの人に情報を伝えることができるうえに、ターゲットとするユーザーを狙って広告出稿することができるので効果的に集客を行うことができる可能性が高いです。

しかし、Web広告は定期的な情報の更新やよりサービスの購入に繋がるような改善、こまめなデータチェックなど、随時工夫していくことが重要となります。成果が思うように出なければ随時改善が必要なので、Webマーケティングの専門的な知識が必要となります。

SNS

Twitter・FacebookなどのSNSで、情報を発信しながらアピールをするのも効果的です。タメになる情報や価値のある情報を発信しながら問合せに繋げるなど、上手く利用することで集客効果が見込めます。

ただし、SNSの投稿は、「この人に相談してみたい」と思わせるような効果的な投稿を行っていく必要があります。ただの日常の投稿などを行っても、税理士としての魅力を感じてもらえません。投稿を見たユーザーが、「この人と繋がって、自社の税務関係の事を色々と相談してみたい」と思うような投稿を行いましょう。

オンラインセミナー

税務関係の悩みや経営に関する悩みをテーマにして、税理士としてオンラインセミナーを主催する方法も効果的です。自身の専門分野を効果的にアピールすることにも繋がります。

セミナーで情報をお客様に伝えることで、お客様に税理士としての自分と関わることに価値を感じてもらうことができます。また、最近ではオンラインツールが発展したことにより、オンラインでセミナーを行う方法が主流となっています。オンラインセミナーなので場所を確保する必要はなく、場所や費用に関して考える手間を省くことができます。

また、オンラインセミナーを開催して情報を発信することで、他の税理士と差別化が図れます。訪問や電話でアポを取って営業活動をする税理士は、1回のアポではまだ信頼が薄いため、契約に結び付きにくいです。しかし、オンラインセミナーを開催して専門的な分野の知識や価値ある情報を伝えることで、セミナー開催者の信頼が高まります。「この税理士は私の悩みを解決してくれそう」と感じていただくことができ、その後の個別相談や依頼に繋げることができるので、契約にも繋がりやすくなります。

まとめ

まとめ

本記事では、税理士がオンライン集客を行うべき要因や効果的なオンライン集客方法について解説しました。

税理士であればやはり独立開業して自分の事務所を持つことに憧れますが、独立開業後に安定的な経営を行うことができず、悩んでいる税理士も少なくありません。経営を安定化させたいのであれば、しっかりと何かしらの施策を行っていくべきです。そこで活用できるのが、オンラインを活用した集客方法となります。税理士におすすめのオンライン集客方法は以下の4つです。

  • ホームページのSEO対策
  • Web広告
  • SNS
  • オンラインセミナー

セミナーを開催すると聞くと、「セミナーを開催する会場が必要」と考え、場所を手配する手間や会場費用のコストなどを考える人も多いと思いますが、最近ではWebやオンラインツールが発展したことにより、オンラインでセミナーを行う方法が主流となっています。オンラインセミナーなので場所を確保する必要はなく、多くの参加者を募ることが可能です。参加者は、スマホやPCがあればどこでも参加できるので、参加しやすくなっています。オンラインセミナーは非常に効果的な方法です。

効果的なオンラインセミナーを開催し、顧客獲得を狙いたいのであれば、ぜひ「セミナー設計塾」に参加を検討してみてください。

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この記事に関するよくある質問

税理士のオンラインセミナーのコツはありますか?

自らの得意分野・専門分野の明確化を行い、それに合わせたコンセプトのセミナー設計を行うことです。セミナーのテーマは、「企業の節税対策」「安定的な事業継続のための経営相談」など経営者が事業を行う上で関心のある内容がおすすめです。

Webやオンラインが苦手ですが、実施することはできますか?

もちろん可能ですが、Webやオンラインを使いこなすために実践や工夫が必要となります。今やWebは使っていない人の方が多く、これからはAIなども普及していきます。活用しなければ時代に取り残されるばかりです。実践や改善、工夫を行いながら、Webやオンラインを活用できる税理士になっていくことも、1つの差別化ポイントとなり得るでしょう。

顧客開拓が上手くいかないのですが、なぜでしょうか?

税理士として顧客開拓、新規開拓をしていきたい場合、むやみに業務をこなしたり、むやみに営業活動を行ったりするだけでは顧客の獲得は難しいです。主に以下の点が上手くいかない理由として考えられます。

・効率的な集客施策を行っていない
・事業を続けていれば顧客が獲得できると考えている
・専門分野が明確でない
・分かりやすいサービスの構築ができていない

これらを1つ1つ解消して税理士としての立ち位置を確立していけば、集客が上手くいく可能性が高まります。

この記事を書いた人

山名 深大

株式会社ライフ・フォース 代表取締役

プロフィール

米国サンダーバード国際経営大学院にて国際マーケティング専攻で経営学修士(MBA)取得。食品メーカー (株)ドール、化粧品メーカー シュワルツコフ ヘンケル(株)、日本ロレアル(株)にてプロダクトマーケテ...

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