税理士が顧客を開拓するには?新規顧客開拓のポイントを解説COLUMN

  • 2023.11.2

税理士が顧客を開拓するには?新規顧客開拓のポイントを解説

税理士が顧客を開拓するには?新規顧客開拓のポイントを解説

税理士として「効率的に顧客開拓をしたい」「さらに新規開拓をしたい」とお考えではありませんか?

税理士として開業し、事務所の運営を安定して行っていくためには顧客の獲得は欠かせません。しかし、やみくもに営業活動を行っても顧客の開拓は難しく、「顧客を獲得できず、安定的な経営ができるか不安」と悩んでしまう税理士は多いのではないでしょうか?

本記事では、税理士が顧客開拓で上手くいかない理由や顧客開拓するための集客の方法について解説していきます。

税理士が顧客開拓で上手くいかない5つの理由

税理士として顧客開拓、新規開拓をしていきたい場合、むやみに業務をこなしたり、むやみに営業活動を行ったりするだけでは顧客の獲得は難しいです。

特に開業したての税理士は顧客開拓のノウハウがなく、思わぬ点で失敗していることが多くあります。ここからは、税理士が顧客開拓で上手くいかない理由を解説します。

効率的な集客施策を行っていない

顧客の獲得ができていない税理士に多いのが、特に考えず集客施策を行い、効果的な集客施策ができてないケースです。

集客における施策はただ実施するだけでは意味がありません。ホームページやチラシなどを見た見込み客が価値を感じ、商品・サービスの購入などの成果に繋がらなければ意味が無いのです。

また、集客施策を行うにあたって、「とりあえず費用をかけておけば集客できる」と考えている税理士も多くいます。もちろん費用を多くかけられることは良いことですが、それに対しての費用対効果をしっかりとチェックするべきです。想定したより効果が出ていないのであれば、現在実施している集客施策は考え直す必要があり、現状に合った集客施策を実施する必要があります。施策を見直すことで、今かけている費用よりも安価な費用で効率的な集客ができる施策が行える可能性もあります。

事業を続けていれば顧客が獲得できると考えている

税理士として開業して事務所の運営を行っていれば、顧客が自然と獲得できると考えている税理士もいますが、もちろんそんなことはありません。たまたまホームページなどにたどり着いて、相談に繋がる見込み客もいるかもしれませんが、可能性としてはとても低いでしょう。

日本税理士会連合会の「税理士登録者数」によると、日本の税理士は令和5年6月末日で80,502人存在するというデータが出ています。

(日本税理士会連合会ホームページ: https://www.nichizeiren.or.jp/cpta/about/enrollment/ )

これだけ数が多い中で、「税理士として事業を続けていれば顧客が獲得できる」と考えるのは安易です。80,502人いる税理士との差別化などを考えて、集客施策を行っていかなければ事業の継続も難しくなってしまうでしょう。

専門分野が明確でない

税理士として顧客の開拓をしていくには、専門分野を明確にしておくことも重要です。税理士の業務は様々なものがありますが、「何でもやります」で宣伝を行うと、見込み客は具体的にどのようなことをしてくれるのかイメージができません。お客様が税理士に相談・依頼をするときは何かの悩みを抱えていることがほとんどです。そのため、その悩みを解決してくれそうな税理士やその悩みに関して詳しそうな税理士に相談を行おうとするため、専門分野を明確にしておいた方が相談・依頼しやすいと考えるべきでしょう。

「起業したての税務関係」「企業の節税対策」「安定的な事業継続のための経営相談」など自らの税理士としての専門分野を明確にして、打ち出しましょう。

分かりやすいサービスの構築ができていない

お客様はサービスが分かりにくければそれだけで相談・依頼をしません。そのため、自分目線ではなく、お客様目線に立った分かりやすいサービスの構築が必要です。何をどのくらいやってくれるのか、どのくらいの費用でやってくれるのかなど、サービスを分かりやすく伝えるようにしましょう。

もちろんお客様の相談次第で料金が変わったり、実施するべきサービスが変更になったりなどもあると思います。ただし、お客様はイメージができなければ不安になってしまい、なかなか相談もできない状態となってしまいます。少しでもイメージが湧くように、お客様が分かりやすいサービス提供を行いましょう。

税理士のおすすめ集客方法

税理士のおすすめ集客方法

税理士が行う集客方法としては以下のような方法がおすすめです。

  • ホームページ
  • ブログやSNSでの発信
  • DMの送信やチラシのポスティング
  • セミナーの開催

ホームページ

税理士として事務所を開業したら、ホームページを作成して、自らの事業の説明や事務所のアピールを行うのは効果的な施策です。見込み客がホームページを見て、その内容に魅力を感じれば相談や依頼に結び付けることができます。

ホームページを活用して、税理士としての仕事内容や自分の専門分野、税理士として事業を行っている想い、自分の実績など、多くの情報をホームページ内に記載しておきましょう。ホームページの情報が多ければそれを閲覧した見込み客も「この税理士に相談してみると良いかもしれない」といった判断をしやすくなります。

しかし、「とりあえずホームページにたくさんの情報を掲載する」といった考えでは顧客の開拓は難しいです。ホームページの作り込みや、ホームページを見た人が「この社労士に相談してみたい」と思えるようなホームページの設計が必要となります。「とりあえず作成してみた」といったような作りのホームページだと、逆効果となってしまう恐れもあります。

「どのような情報があれば見込み客は相談したくなるか」「どのような設計だと依頼しやすいか」ということを考えてホームページを作成しましょう。

ブログやSNSでの発信

ブログや、Twitter・FacebookなどのSNSで、情報を発信しながらアピールをするのも効果的です。タメになる情報や価値のある情報を発信しながら問合せに繋げるなど、上手く利用することで集客効果が見込めます。

ただし、ブログは運用を行いながら集客に繋げていくことが重要です。定期的な更新やコンテンツの追加を行ったり、検索キーワードでヒットしやすくなるようなSEO対策を行ったりなど、随時工夫していくことが重要となります。

また、SNSも同様に、効果的な投稿を行っていく必要があります。ただの日常の投稿などを行っても、税理士としての魅力を感じてもらえません。投稿を見たユーザーが、「この情報はタメになるけど、どんな人が発信してるんだろう」と思うような投稿を行いましょう。

DMの送信やチラシのポスティング

DMの送信やチラシのポスティングも効果的です。ホームページやSNSなどと比べるとアナログな方法かもしれませんが、対象とする地域に効果的に宣伝したい場合や、狙っているターゲットの業種が決まっている場合などは、DMの送信やチラシのポスティングも活用しやすいです。

DMの送信やチラシのポスティングは、代行して行ってくれる業者も多くなっているので活用してみましょう。

セミナーの開催

税務関係の悩みや経営に関する悩みをテーマにして、税理士としてセミナーを主催する方法も効果的です。自身の専門分野を効果的にアピールすることにも繋がります。

セミナーに参加している経営者は、すでにその分野の話に関心があるということです。そのため、セミナーの参加者は顧客になる見込みの高い人と言えます。ただし、セミナー活用した方法は、そこからどのように個別相談や依頼に繋げるかが重要です。セミナーに集まってもその後の個別相談や依頼に繋がらなければ、実施する意味が無くなってしまうので注意しましょう。

税理士の新規顧客開拓はセミナー開催がおすすめ

税理士の新規顧客開拓はセミナー開催がおすすめ

税理士の集客方法について解説しましたが、効率的に顧客開拓を行っていくのであれば特にセミナー開催がおすすめです。税理士は通常業務も忙しいので、集客のための施策実行や営業活動に多くの時間をかけられません。セミナー開催であれば、効率的に関心の強い見込み客を集めることができ、効果的なセミナーにすることで集客に結び付きやすくなります。

価値ある情報を伝えて信頼していただくことができる

セミナーは、専門的な分野の知識やタメになる情報をお伝えしていきます。セミナー参加者はそのセミナーの内容に興味や関心があるため参加をしているので、価値ある情報を伝えることでセミナー開催者への信頼度が高まります。信頼度を高めた状態でその後の個別相談や依頼に繋げることができるので、契約にも繋がりやすくなります。

「売る立場」ではなく先生のような「教える立場」となる

セミナーを通じてのセールスは、セミナー内での情報の発信や参加者との質疑応答を行うことで、セミナーの流れの中で契約へ繋げることが可能です。そのため、「売る立場」ではなく、先生のような「教える立場」となり、しっかりとした立場形成ができます。

テレアポや飛び込み営業では、こちらから「話を聴いてもらえませんか?」という立場で実施しなければなりませんが、セミナーを活用するとむしろ参加者側から「もっと話を聴きたい」という状態を作ることができるのです。

売り込み感なく売ることができる

営業活動を行っていると、「売り込むのが苦しい」と感じる方も多いと思います。そんな方はセミナーを駆使することで、セミナーの流れの中で売ることができるので、ストレスを感じることなく販売や契約に繋げることができるのです。売り込み感なく売ることができるので、スムーズに契約に繋げることが可能です。

まとめ

まとめ

本記事では、税理士が顧客開拓で上手くいかない理由や顧客開拓するための集客の方法について解説しました。

税理士が顧客開拓・新規開拓を行っていくのであれば、セミナーの活用は非常に効果的です。特に最近では、オンラインツールが発展したことにより、オンラインでセミナーを行う方法が主流となっています。オンラインセミナーなので場所を確保する必要はなく、多くの参加者を募ることが可能です。

セミナーで提供する価値やコンセプト、効果的な商品設計、成約率を上げるオンラインセミナーの設計などを行うことで、効果的な集客・成約に繋がります。

効果的なオンラインセミナーを開催し、顧客獲得を狙いたいのであれば、ぜひ「セミナー設計塾」に参加を検討してみてください。

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この記事に関するよくある質問

集客施策を行っても上手くいかないのはなぜでしょうか?

集客施策が上手くいかない要因としては、あなたのコンセプトが定まっておらず、あなたの商品が選ばれる必然性が作られていないためです。

まずはコンセプトを固め、あなたの商品が選ばれる必然性を作ることができれば、顧客開拓・新規開拓に困らない状態の基盤が出来上がります。

税理士のオンラインセミナーのコツはありますか?

自らの得意分野・専門分野の明確化を行い、それに合わせたコンセプトのセミナー設計を行うことです。セミナーのテーマは、「企業の節税対策」「安定的な事業継続のための経営相談」など経営者が事業を行う上で関心のある内容がおすすめです。

オンラインセミナーへの集客に苦労していますが、何が問題でしょうか?

オンラインセミナーの集客に苦労している場合、コンセプトが定まっていない、ターゲットにセミナーの重要性が伝わっていないなどが考えられます。特にコンセプトが定まっていなければ、効果的なオンラインセミナーは行うことができません。

この記事を書いた人

山名 深大

株式会社ライフ・フォース 代表取締役

プロフィール

米国サンダーバード国際経営大学院にて国際マーケティング専攻で経営学修士(MBA)取得。食品メーカー (株)ドール、化粧品メーカー シュワルツコフ ヘンケル(株)、日本ロレアル(株)にてプロダクトマーケテ...

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