- 2023.11.2
社労士はオンライン集客を活用するべき?おすすめのオンライン集客方法4選を解説
「社労士として効果的なオンライン集客を実施したい」とお考えではありませんか?
社労士は試験に合格して資格を取得した人のみが行える仕事で、非常に求められる仕事となっています。しかし、社労士になったからといって「お客様が勝手に相談に来てくれるだろう」というのは甘い考えです。中々顧客の獲得ができず悩んでいる社労士も少なくありません。
社労士として安定的な経営を行うためには、効果的な集客が必要となります。これから集客施策を行っていきたいと考えている人におすすめなのは、オンラインを活用した集客です。本記事では、社労士がオンライン集客を行うべき要因や効果的なオンライン集客方法について解説していきます。
目次
社会保険労務士の現状
社労士のニーズは高まっていますが、仕事は取りやすい環境になっているのでしょうか?まずは社労士の現状について把握しておきましょう。
社労士は増加傾向にある
現在社労士の業界は、人数が増加傾向にあります。以下が、「全国社会保険労務士会連合会」に登録している社労士の登録者数の2017年から2021年のデータです。(開業・勤務を合計した数)
年度 | 人数 | 前年度からの変化 |
---|---|---|
2017 | 41,187人 | |
2018 | 42,056人 | +869人 |
2019 | 42,887人 | +831人 |
2020 | 43,474人 | +587人 |
2021 | 44,203人 | +729人 |
社労士には、独立開業をして事務所を自分で儲ける開業社労士と、企業に勤務して働く勤務社労士がありますが、両方とも年々増加しています。
社労士のような士業は、一般企業のように引退というような制限がなく、働ける限り働くことが可能です。そのため社労士という仕事を辞める人は少なく、一方で参入する人は一定数いるので増加し続けていくのです。
お客様の取り合い状態になっている
上記の通り社労士の数は年々増加しており、いつの時代でも社労士は必要とされる人材です。しかし、現代はWebの発展と共に、お客様の数は手続きのクラウド化などに伴って減少傾向にあります。
そのため、今の社労士業界はお客様の取り合い状態となっているのです。様々な社労士が、様々な集客方法を活用して、仕事の獲得を行っています。
社労士はなぜオンライン集客を行うべきなのか
年々増加傾向にある社労士ですが、その中でも仕事を獲得し、自らの経営を安定させなければいけません。そのためには社労士としての自分を認知してもらうための施策や、自らの価値を感じてもらうための施策を行っていくべきです。そこで活用できるのが、オンラインを活用した集客方法となります。ここからは社労士がオンラインを活用した集客を行うべき要因について解説します。
- 人々はネットで情報を取得する時代
- 社労士の市場はまだまだオンラインを活用できていない
- 集客にかけるコストを削減できる
- 市場を全国規模にできる
人々はネットで情報を取得する時代
現代ではネットがかなり普及し、多くの人々がスマホやパソコンを活用してネットで情報を取得するようになりました。以前までは新聞や雑誌、テレビなどで情報を取得していたものが変化しているのです。また、商品やサービスの購入も、ネットで情報をしっかりと調べて確信を得てから購入する流れに変わってきています。多くの情報がネット上にあるため、人々はそれらの情報を調べ、日常生活に活用しているのです。
企業が社内の労務に関して悩みを持った時にも、Googleなどでその分野の情報を調べたり、その問題の解決方法を調べることがほとんどでしょう。ネットで情報を取得する時代であるからこそ、そこに対して情報が発信できたり、社労士としての自分を発信できるような施策を取っていくことで、効果的な集客が行えるのです。
社労士の市場はまだまだオンラインを活用できていない
現代では社労士の市場でもオンラインを活用している人たちが増えてきていますが、まだまだオンラインを活用できていない人たちの方が多いです。
これまで、社労士の営業といえば、「紹介営業」が主流でした。知り合いから紹介された経営者を訪問して話を聞き、仕事の依頼を受けるという顧客獲得方法です。社労士の仕事は専門性が高いため、社労士自らがマーケティングや営業活動を行わなくても、問い合わせがくることも多かったはずです。
しかし、それは以前までの話で、現代ではWebツールによって簡単に労務管理が行えたり、遠くに住んでいる評判の良い有名な社労士にオンラインを活用して依頼ができたりするようになりました。そのため、ただの紹介営業だけでは徐々に衰退していき、待っているだけでは問い合わせが入らなくなってしまう可能性があります。
しかし、そのような時代変化についていけなかったり、「今は安定しているから大丈夫」といった理由でオンラインの活用に目を向けなかったりといった社労士は多くいます。これからの時代に合わせてオンラインを活用していくことで、他の社労士たちと差別化を行うことができ、スムーズに事業の展開を行うことが可能となるのです。
集客にかけるコストを削減できる
オンライン集客は上手く活用することで集客にかけるコストを削減することが可能です。社労士として開業した当初だと、営業活動や顧客サポートもすべて自分で行わなければいけないうえに、集客のための施策も自分で実施しなければいけません。どんなビジネスにおいても開業当初というのは基本的に忙しく、できる限り時間は大切にしていきたいものです。
ホームページやWeb広告、SNSなどのオンラインの集客施策を効果的に活用することで、自分が営業活動や顧客サポートで動いている間もネット上で自動的に集客を行うことができます。そのため、時間的なコストを削減して、集客施策に取り組むことができ、スムーズに事業展開を行うことが可能となります。
市場を全国規模にできる
オンラインを活用すると場所に縛られず事業展開が可能となるので、市場を全国規模にすることができます。地理的条件に縛られずにサービスを提供できるため、全国があなたのサービスの市場になります。
新型コロナウイルスの影響で企業活動はオンライン化が進み、オンライン会議のシステムが急速に浸透しました。そのため、社労士としての業務も、直接顔を合わせて社労士業務をおこなう必要性がなく、企業とオンライン会議を行って進めることが一般的となっています。以前まで「地域密着型」が強みになっている社労士も多くいましたが、そのニーズは衰退しており、これからはオンラインでのサービス提供がさらに求められていくと考えられます。
戦略的にオンライン集客を行うことで、ターゲット顧客を全国規模にし、多くの顧客を獲得することが可能となります。
社労士のオンライン集客方法4選
社労士がオンラインを活用した集客を行うことは様々なメリットがもたらされ、これからもより発展していくことが予測されます。ここからは社労士におすすめのオンライン集客方法4選を解説します。
- Webサイト
- Web広告
- Googleビジネスプロフィール
- オンラインセミナー
Webサイト
オンラインの集客方法でもっともポピュラーなものがWebサイトの作成です。ホームページから相談や依頼に結び付けていくことができます。
Webサイトのメリットは、多くの情報を発信できる点です。社労士としての仕事内容を伝えることができるのはもちろん、どのようなことを専門分野として行っているのか、どのような想いで社労士をしているのか、どのような実績があるのかなどをホームページ内に盛り込むことができます。
ただし、Webサイトに情報を掲載するだけでは顧客の開拓はできません。ホームページの作り込みや、Webサイトを見た人が「この社労士に相談してみたい」と思えるようなホームページの設計が必要となります。
Web広告
Webサイトと共に活用できるのがWeb広告です。Web広告は、多くの人に情報を伝えることができるうえに、ターゲットとするユーザーを狙って広告出稿することができるので効果的に集客を行うことができる可能性が高いです。
しかし、Web広告は実施すれば集客できるといったものではありません。定期的な情報の更新やよりサービスの購入に繋がるような改善、こまめなデータチェックなど、随時工夫していくことが重要となります。成果が思うように出なければ随時改善が必要なので、Webマーケティングの専門的な知識が必要となります。
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、Googleが提供しているサービスの一種です。Googleビジネスプロフィールに登録することにより、ユーザーが検索したとき、自身の社労士事務所情報が検索結果ページに掲載されるようになります。このGoogleビジネスプロフィールを上手く活用して対策を行うことを「MEO対策」と言います。無料で利用できるため、コストをかけずに集客したい方に適しています。
ユーザーの現在地やユーザーが入力した「地域名+社労士」などキーワードから情報を表示することができるため、自宅や会社の近くに事務所のある社労士に相談をしたいと考えているユーザーを集客する際に強みを発揮します。
オンラインセミナー
労働関連の悩みを持つ人向けに、社労士としてオンラインセミナーを主催する方法も効果的です。自身の専門分野を効果的にアピールすることにも繋がります。
セミナーに参加するということは、すでにその分野の話に関心があるということなので、セミナーの参加者は顧客になる見込みの高い人と言えます。セミナー開催はスムーズな顧客獲得を行える可能性の高い方法です。
また、セミナーを開催すると聞くと、「セミナーを開催する会場が必要」と考え、場所を手配する手間や会場費用のコストなどを考える人も多いでしょう。しかし、最近ではWebやオンラインツールが発展したことにより、オンラインでセミナーを行う方法が主流となっています。オンラインセミナーなので場所を確保する必要はなく、多くの参加者を募ることが可能です。参加者は、スマホやPCがあればどこでも参加できるので、参加しやすくなっています。
まとめ
本記事では、社労士がオンライン集客を行うべき要因や効果的なオンライン集客方法について解説しました。
経営を安定化させたいのであれば、社労士としての自分を認知してもらうための施策や、自らの価値を感じてもらうための施策を行っていくべきです。そこで活用できるのが、オンラインを活用した集客方法となります。社労士におすすめのオンライン集客方法は以下の4つです。
- Webサイト
- Web広告
- Googleビジネスプロフィール
- オンラインセミナー
オンラインセミナーは非常に効果的な方法ですが、対面セールスとは違ったテクニックや、効果的な導線設計や戦略が必要となります。ただしそれらを身に付けることで、効果的なオンラインセミナーを行うことができ、スムーズに顧客の獲得を行うことができます。
効果的なオンラインセミナーを開催し、顧客獲得を狙いたいのであれば、ぜひ「セミナー設計塾」に参加を検討してみてください。
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この記事に関するよくある質問
いきなりオンラインセミナーを行うのは難しいのではないでしょうか?
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事前に効果的なオンラインセミナーの設計を行い、オンライン特有のコミュニケーションを身に付ければさほど難しくはありません。実際にオンラインセミナーを行う前の準備段階が一番重要です。
セミナーで成果の出せる台本やテンプレはあるのですか?
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多数の業種で結果の出ているセミナーのテンプレは存在します。しかし、テンプレを使うだけでは、思ったような結果が出ないことが多いです。テンプレを使ったうえで、各行に合わせた効果的なセミナー開催方法を学ぶことをおすすめします。
社労士のオンラインセミナーのコツはありますか?
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自分の専門分野に通じている、多くの人の悩みを解決できるようなものをテーマに行いましょう。また、参加者と適度に関わったり、適切な質問を投げかけたりすることで、参加者の意欲を把握することができます。
この記事を書いた人
山名 深大
プロフィール
担当セミナー
『顧客獲得型オンラインセミナー設計塾』 3日間チャレンジ プログラム治療家、セラピスト、エステ、トレーナー向け『非接触型オンラインカウンセリング設計塾』
保険営業および士業・コンサル向け『顧客獲得型オンラインセミナー設計塾』
はじめてのオンラインセミナー集客