- 2022.12.28
人気の出るオンラインセミナー・研修の開催方法とコツ
人気の出るオンラインセミナーや研修を開催するコツやポイントはあるのでしょうか?
答えをお伝えすると、人気の出るオンラインセミナーにはコツとポイントが隠されています。また、対面式で人気があったからといってオンライン形式でも人気が出るかというと違います。
例えば、スライドひとつとっても、人気の出るオンラインセミナーのスライドの作り方というものがあります。
目次
オンラインセミナーとは
オンラインセミナーとは、インターネットを使い配信するセミナーのことで、ウェビナーやウェブセミナーともいいます。
対面式のセミナーと比較し、開催場所、参加場所に囚われない、低コストで実施できる、少人数開催でも黒字化できる、感染予防にも効果的などのメリットがあります。
また、オンラインセミナーには、ライブで配信するタイプと、録画を時間で配信するタイプ、オンデマンドで配信する3つのタイプがあります。
人気の出るオンラインセミナーは、ライブ配信が多いです。録画配信は双方向性に欠けリアルタイムの盛り上がりが難しくなるからです。
なお、有料で開催したオンラインセミナーや研修をオンデマンドで配信するためにYouTubeを使うと規約違反になりますので、自社のサイトを使うようにしましょう。
開催手順とツールの選び方
開催手順は、最大参加人数を決める、ツールを選ぶ、日時を決める、スライドを用意、サポート体制、開催場所(配信場所)を考えるの6ステップです。
参加費用を徴収し有料で行う場合は、参加費用の徴収方法、ネットワークの状況確認、受講方法の告知方法も併せて行う必要があります。
最大参加人数とツールの関係
最大参加人数によって、使うツール(契約プラン)を選びます。
例えば、zoomであれば100人までのプラン、500人までのプランがあります。Google Meetならプランにより100人~500人と幅があります。
ギリギリのプランを選ぶと、参加人数の上限を超えてしまうトラブルが発生してしまいますので、余裕を持ったプランを選ぶようにしましょう。
また、使用するツールの利用規約を必ず確認し、オンラインイベントで使用しても問題ないことを確認するようにしてください。
社内研修の場合
社内研修であれば、社員同士のやり取りで使っているツールを優先して使用しましょう。
社員が使い慣れたツールを使うのが、最もトラブルなく研修を進めることができます。
参加人数が上限に達する可能性があるのなら、プランの見直しを最初に行います。いつものツールでは対応できない場合にのみ、ツールの変更を検討しましょう。
外部講師を呼んで社内研修を行う場合は、2通りの方法があります。
ひとつ目は、外部講師に来社してもらい、自社のPCを使って研修を行う方法です。事前にスライドを送信してもらいテストしておく必要がありますが、セキュリティ的にもよく、比較的スムーズに社内研修を実施できます。
もうひとつ目は、外部講師のPCを使って研修を行う方法です。実際の研修の前に入念な接続テストが必要です。一見するとコストを抑えられるように感じますが、研修中に配信が途切れないようなネット回線であるか、使用するPCのセキュリティに問題ないかなど多方面に渡ってチェックが必要なため、コスト的に高くなりがちです。
採用説明会など社外向けの場合
人気のあるzoomで行うのもよいのですが、先に社内で通常使用しているツールを使うことを検討します。
使い慣れたツールの方がスムーズにオンラインイベントを開催できるからです。
参加者側でアプリのインストールやIDの登録などが必要であれば、必要に応じてツールの変更を検討しましょう。
講演会の場合
講演会の場合、質問の受付方法について、検討しておく必要があります。
チャット(文字のみ)で受け付ける場合でかつ無料で公開するのなら、同時に数百万人以上参加可能で知名度が高いYouTubeライブという方法があります。
過去には、最大同時視聴者数が100万人を超えた配信もありますので、参加人数が多くても安定して配信できます。
また、YouTubeライブはログインもアプリも不要で、参加者はブラウザだけ準備すれば参加できる点もメリットのひとつです。
ただし、YouTubeの利用規約にあるように、有料セミナー(参加費を徴収する講演会や研修を含む)をYouTubeで配信すると規約違反となりますので、ご注意ください。
※YouTubeの利用規約は、頻繁に更新されるので、常にチェックしておくようにしましょう。
https://www.youtube.com/static?template=terms&hl=ja&gl=JP
高性能のマイクは必須
どのツールを選んだとしても、PCやタブレットに付属しているマイクでオンラインセミナーを実施するのはダメです。
人気の出るオンラインセミナーを開催したいのなら、専用のマイクを準備しましょう。2千円程度の低価格マイクであっても受講者が聞き取りやすくなります。
なお、カメラはPCやタブレットに付属しているものでも問題ないことが多いです。
開始時間はかなり重要なポイント
オンラインセミナーや研修を成功させるには、開始時間が重要なポイントです。
有料イベントや参加人数が多い場合は、15分前には動画視聴できる体制を準備し、参加者に開始時間よりも早めに入室してもらうようにしましょう。
また、参加者が一番参加しやすい時間帯で開催することも重要です。
一般的には、経営者向けや会社員向けの研修なら平日の昼間、主婦や学生向けなら、土曜日の午前中がおすすめと言われています。
実際には、研修やオンラインセミナーの内容によってベストな開始時間は異なりますので、開始時間を変えて同じイベントを行うようにしましょう。
対面式のスライドではダメ!スライドの注意点
対面で実施するセミナーや研修のスライドをそのまま使うことも出来ますが、おすすめできません。
受講生がスマホで参加することも考えられるため、スライドの文字が小さく読めない可能性が出てきます。
スマホ用のWebサイトの文字サイズと同じくらいだから大丈夫だと思うのも禁物です。
Webサイトの文字が小さければ、画面を拡大し確認することができますが、オンラインセミナー開催中に、オンラインセミナーのスライドを拡大することは困難です。
ちなみに、現在、主に使われているスマホで最も小さいと考えられる画面幅は、320px(dp解像度、iPhone5,5sが該当)です。
フォントの設定にもよりますが、スライド幅を320px、文字サイズを20pxに設定すると、1行あたり16文字程度しか入力できません。
スマホで参加可能なオンラインセミナーや研修を行うのなら、1行あたりの文字数は15文字程度に抑えておくとよいでしょう。
参加人数で変わる役割分担
少人数で行う研修やオンラインセミナーであれば、役割分担をする必要はなく講師ひとりで十分対応できます。
参加者が10人を超え有料で実施する場合は、参加者の出欠確認と、動画の配信状況をチェックするサポートメンバーがひとりいると安心です。
大規模の場合は動画、音声、ネットワーク、参加者サポートなど、必要に応じて人員を配置しましょう。
また、参加人数に関係なく講師が操作に不安を持っているのなら、操作してくれるサポートメンバーがいると安心です。
インターネット回線は帯域保障がおすすめ
日本国内では下限値保障のないベストエフォート式が一般的ですが、ベストエフォートの契約では、動画配信で必要となる最低速度を下回る可能性があります。
速度が低下すると、動画が停止するなどのトラブルが発生してしまいますので、可能であればネット回線速度の下限を保証してくれる帯域保障の契約の回線を準備することをおすすめします。
ただし、帯域保障の回線は高額なので、開催頻度やコストを考えて選択するようにしましょう。
まとめ
オンラインセミナーや研修を実際に実施してみると、様々な問題点が浮かび上がってきます。
問題点が多くオンラインセミナーの開催を辞めたという声も聴きます。
しかし、コスト的なことや効果的に宣伝できるメリットを考えると、オンラインセミナーの開催を辞めるのは勿体無いと言わざるを得ません。
効果的に集客しトラブルなくオンラインセミナーを開催し収益を上げるのなら、すでに実践し結果を出しているやり方を学ぶのが、最も費用対効果が高いです。
詳しくは、こちらのページでご案内しております。オンラインセミナーで売上アップを図りたいのなら、今すぐご確認ください。
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オンラインセミナーの開催方法についてのよくある質問
Q オンラインセミナーのスライドは対面で使っていたものと同じでもいいですか?
A スマホで参加することを念頭において、オンラインセミナー用にスライドを加工する必要があります。1行あたり文字数を15以下にする、1枚で伝えていた内容を複数枚に分割するようにしてください。
Q オンライン研修やセミナーの役割分担は?
A 参加者が少人数の場合、役割分担は不要です。参加者が10人を超え有料で実施する場合は、サポートメンバーがひとりいると安心です。大規模の場合は動画、音声、ネットワーク、参加者サポートなど、必要に応じて人員を配置しましょう。また、参加人数に関係なく講師が操作に不安があるのなら、操作してくれるサポートメンバーがいると安心です。
Q オンライン研修の開催方法で注意すべき点について教えてください。
A 社内なのか社外なのか参加人数によって使用すべきツールが変わってきます。どのツールを使用するかしっかりと吟味するようにしてください。また、マイクは専用のものを準備し、受講生がストレスなく音声を聞き取れるようにしてください。余裕があるのであれば、カメラにも気を配るといいでしょう。
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この記事を書いた人
山名 深大
プロフィール
担当セミナー
『顧客獲得型オンラインセミナー設計塾』 3日間チャレンジ プログラム治療家、セラピスト、エステ、トレーナー向け『非接触型オンラインカウンセリング設計塾』
保険営業および士業・コンサル向け『顧客獲得型オンラインセミナー設計塾』
はじめてのオンラインセミナー集客