オンラインセミナーの集客方法と黒字化COLUMN

  • 2022.12.28

オンラインセミナーの集客方法と黒字化

オンラインセミナーの集客方法と黒字化

参加人数が少なくても多くても開催でき、会場代などのコストも低減できるオンラインセミナー(ウェビナー)の需要が高まっています。

一方、オンラインセミナーを開催しようとしたのに、集客方法でつまずいてしまうことも多々あります。

当記事ではオンラインセミナー(ウェビナー)を開催し黒字化するための集客方法について、大切なポイントとコツをお伝えします。

無料集客方法・オンラインセミナー集客ツール

初めてオンラインセミナーを開催されるのでしたら、まずは無料でできる集客方法を試すのがおすすめです。

無料で集客できないオンラインセミナーは、広告で集客したとしても上手く集客できない場合が多いからです。

無料でできるオンラインセミナーの集客方法には次のものがあります。

  • 自社のメーリングリストを使う
  • 名刺交換した方へのメールやSNS告知
  • Facebookやツイッターでの告知
  • ブログやWebサイトでの告知
  • セミナーポータルサイト
  • LINE公式アカウントでの告知

主なセミナーポータルサイトには下記のものがあります。できるだけ多くの媒体を使って告知するようにしましょう。

  • こくちーず
  • セミナーズ
  • イベントカレンダーログ
  • セミナーBIZ
  • セミナー・スクエア.com
  • 専門家セミナードットコム
  • セミナーチャンネル
  • ビジネスセミナー探しの達人

広告費用をかけてのオンラインセミナー集客方法

広告費用をかけて集客する方法には次のものがあります。

  • セミナー案内のチラシを作り郵送や手渡し
  • セミナーポータルサイトへの広告
  • グーグルなどWeb媒体の広告
  • アフェリエイト広告
  • FAX-DM

集客率を上げるセミナーの告知文を書くコツ

告知文をゼロから書くのは大変です。

まずは頻繁に開催されているオンラインセミナーの告知文を参考にして書いてみましょう。

集客率を上げるには、下記のポイントを厳守することが大切です。

  • セミナーのタイトルと申し込みURLを目立つように記載する。
  • セミナーに参加することで得られるメリットをわかりやすく説明する。
  • ターゲット層に響く言葉を使う。
  • 迷惑メールに分類されないように、メールヘッダーなどを設定する。

また、メールで告知をする場合、テキストメールとHTMLメールのどちらが良い集客率になるかテストしてみることも大切です。

LP(ランディングページ)を最初から作らなくても良い

必ずしもオンラインセミナーの集客でLPが必須というわけではありません。

自社でLPを制作できるのであれば別ですが、LP制作にはコストがかかりますし、もしオンラインセミナーの集客が思ったようにいかない場合、無駄になってしまう可能性があります。

マーケティングの戦略によって異なりますが、ある程度、オンラインセミナーを開催し集客ができるようになってからの作成でも、いいかもしれません。

オンラインセミナーで集客するコツ

オンラインセミナーで集客するコツ

オンラインセミナーで集客するにはコツがあります。

オンラインセミナーの目的とターゲットを決める

目的によって少人数で開催しても黒字にできるセミナーもあれば、人数を集めなければ黒字にならないセミナーもあります。

少人数で開催しても黒字になるのであれば、何度も開催してもいいでしょう。

また、ターゲットを明確に決めることが大切です。

ターゲットが会社員なら平日の夜、経営者なら平日の昼間、主婦なら土曜日の午前中など、比較的集まりやすい曜日と時間があります。

もちろん、少人数で開催OKとし、様々な曜日と時間帯で開催し集客具合をテストしてみるのもひとつの方法です。

ターゲットに突き刺さるか?

オンラインセミナーの集客のキモともいえるのが、ターゲットに突き刺さる企画かどうかです。

マーケティングの世界でよく耳にする「砂漠で(水を持っていない人に)水を売る」「暑い砂浜で(パラソルを持っていない人に)パラソルを売る」ように、欲しがっている人(知りたい人)に欲しいモノ(セミナーであれば情報や知識など)を売るようにしましょう。

ターゲットに突き刺さる企画であれば集客は楽です。逆にターゲットが欲しいと思わないセミナーは、集客が非常に大変になります。

侮れないセミナー参加費

セミナー参加費も集客において大事なポイントです。

参加費無料は集客しやすいと思われがちですが、違います。

「ただより高いものはない」という慣用句があるように、同一内容のセミナーであっても、無料セミナーではなく有料セミナーを選ぶ方もいらっしゃいます。

セミナーに参加して得られるものに対する適切な対価を参加費とするようにしましょう。

特典は集客に大切なツール

特典は集客に大切なツール

特典(プレゼント)を付けた方が、申し込み率は高くなりますので、可能な限り特典(プレゼント)を考えるようにしましょう。

ただし、「景品表示法の規制」に注意が必要です。

セミナー参加費の一部をキャッシュバック、商品券をプレゼントするような特典で、実質的な割引と変わらない場合は、景品表示法の規制は受けません。

一方、セミナー特典で本(電子書籍)などのプレゼントを渡す場合、セミナー参加費が1,000円未満なら本(電子書籍)の価格は200円以下、セミナー参加費が1,000円以上なら本(電子書籍)の価格をセミナー参加費の10分の2以下のものとする必要があります。

また、特典の内容もセミナーに関連したものにすることをおすすめします。

例えば、マーケティングのセミナーであれば趣味の本(電子書籍)を特典にするのではなく「マーケティングに役立つ電子書籍(ツール集)」などがおすすめです。

オンラインセミナー集客は、申し込み、開催、終了後の流れも要チェック

どこからオンラインセミナーに「参加申し込み」ができるのか、リマインドをいつ送信するのか、参加申し込みがあったのに参加していない場合はどうするのか、特典がある場合はどのようにして渡すのか、セミナー終了後のフォローアップはどうするのかをセミナー集客前に決めておく必要があります。

申し込みから開催後までの流れの設計をミスしてしまうと、興味があるのに申し込み方法が直感的にわからずに離脱してしまう、参加申し込みしようとしたけれども操作が面倒で参加申し込みを途中でやめた、申し込み方法が複数あり参加者の全容を把握できないなど、オンラインセミナーの集客や開催自体が危ぶまれてしまいます。

また、LP(ランディングページ)から申し込んだ方とセミナーポータルサイトから申し込まれた方でオンラインセミナーのURL案内が異なり、混乱を招いてしまい大変な目にあったという事例も存在します。

さらに、終了後のフォローアップで、売上アップに繋がることも多々あります。

初回や2回目は問題なく開催できるケースが多いのですが、オンラインセミナーを複数回開催していくと、ZoomのURL間違いやチェック漏れなどが出てくることが多いです。

チェックシートを作って、スムーズにオンラインセミナーを開催できるようにしましょう。

黒字化できないオンラインセミナーに足りないのはコンセプト

  • オンラインセミナーの集客が思うようにいかない。
  • オンラインセミナーを開催したのに黒字化できない

上記の問題があるのでしたら、80%以上、コンセプトが原因です。

コンセプトが一貫していないと、オンラインセミナーに参加する目的やメリットが薄れますし、他の似たようなセミナーとの差別化もできません。

もちろん、オンラインセミナーの告知方法がよくない、オンラインセミナーに参加するメリットが相手に伝わっていないなどの問題で黒字化できていないこともあります。

集客でき黒字化できるオンラインセミナーには、集客方法を含めたノウハウが存在します。

オンラインセミナーを自社で開催し、売上アップを図るのであれば、ノウハウを使った集客、セミナー開催がベストです。

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オンラインセミナーの黒字化についてのよくある質問

Q オンラインセミナーの集客方法は?

A 自社のメーリングリストや名刺交換した方へのメールで案内する、FacebookやツイッターなどSNSを使う、ブログやWebサイトでの告知、セミナーポータルサイトを活用する、Web広告、アフェリエイト、チラシを作成し手渡し、FAX-DMがあります。

Q オンラインセミナーの集客は無料でできますか?

A オンラインセミナーの無料集客は可能です。最初は無料で集客してみて集客できるようであれば、広告やアフェリエイターなど有料での集客を考えるといいでしょう。

Q 講演会や講座をオンラインで開催したいのですが、集客方法で気を付けることはありますか?

A もし可能なら参加者が欲しい特典を付けることをおすすめします。また、1回限りの講演会や講座は、もったいないです。より詳しく説明するセミナーの開催や、何度参加してもメリットが得られるセミナーを定期的に開催することをおすすめします。

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この記事を書いた人

山名 深大

株式会社ライフ・フォース 代表取締役

プロフィール

米国サンダーバード国際経営大学院にて国際マーケティング専攻で経営学修士(MBA)取得。食品メーカー (株)ドール、化粧品メーカー シュワルツコフ ヘンケル(株)、日本ロレアル(株)にてプロダクトマーケテ...

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