G8行政書士法人
代表
関口 秀充(せきぐち ひでみつ)
国際行政書士
中央大学法学部法律学科を卒業後、弁護士を目指して司法試験に数回チャレンジするが、合格できず断念。
大手IT企業の法務部や証券会社での株式ディーラーの業務を経て、2010年11月に行政書士業を開業。
近隣のベトナム人技能実習生にボランティアで日本語を教えることがきっかけで、ベトナムという国に出会う。勤勉で倹約、家族を大切にするハングリー精神旺盛なベトナム青年に感銘を受ける。
日本の将来が少子高齢化で労働力不足が予測される中、このような優秀で立派なベトナムの若者の力が必要だと感じる。
2013年に、一念発起し、行政書士業は一旦開店休業状態にして、出資金を借金し工面して、ベトナムに渡り、1年弱住みながら、ベトナム人パートナーと技能実習生を日本へ送り出すための日本語学校、国際人材派遣会社(送出し機関)を立ち上げる。
東京オリンピックを数年後に控えた建設人材の旺盛な需要もあってか、1クラス20人ほどで始めた学校が1年足らずで300名規模の学校となる。この事業は時代を乗ってとんでもなく成長していく!と確信した。
そんな中、技術移転・国際貢献を目的としたこの「技能実習制度」の実態が「国家ぐるみの現代の奴隷制度」であることを目の当たりにした。
26歳の時に他界した最も尊敬する父がよく言っていた言葉、「弱い者の味方に立って、強い者に立ち向かいなさい!」が脳裏を離れなかった。
弱者を食い物にするするこの「現代の奴隷制度」を許すことはできない!その正義感から、最初に立ち上げた送出し機関とは別れを告げ、「技能実習制度」を適正化すべく別の道を歩み始める。
適正化の活動をする中で、安倍家3代(岸信介元首相、安倍晋太郎元自民党総裁、安倍晋三元首相)に仕えていた山口県出身の大先生との出会い、約1年半タダ働きをして、色々なことを勉強させてもらいながら、この活動を推進させた。
2019年に、技能実習制度の問題点を改善すべく、特定技能外国人制度が安倍元首相の元、創設され開始され、その舞台裏に立っていた。
昨今では、ようやく技能実習制度の問題意識も世間で共有され、廃止を含めて抜本的に見直すことになっている。
約10年間に渡って日越間を行き来する中で、ベトナムが目まぐるしく経済発展していくのに対して、日本の先行きの見えない閉塞感を感じていた。少子高齢化で労働力不足、国内経済規模が縮小する中、労働力も豊かで経済成長著しいアジア諸国と協力して、共存共栄していかなれば日本の未来はないと感じた。
企業進出のサポートをしている中で、企業進出に失敗している事例の多くが人財の育成、マネージメントを軽視していることに気づいた。歴史、文化、慣習、教育環境などが違う外国の方を現地で教育し、日本の基準通りに稼働させようとしたり、しっかりした信頼関係を築いたりすることは、予想以上に苦戦する。
逆に、外国就労者を日本に呼び寄せて、日本国内の会社で技能やビジネスマナー、会社精神、日本語を教育して、信頼関係を気づいた上でその技能を母国、つまり現地法人に移転していく方が急がば回れで得策であることに気づく。
有能な外国人財を国内外に渡って循環させるキャリアアップシステムを構築しながら、優秀な人財を安定的に確保した持続可能な海外企業進出を成功させる、そんな企業がこれからのSDGs時代の勝ち組となり得える、と確信し、現在日々その取り組みに邁進している。
・ベトナム送出し機関の経営者として:経験9年、送出し実績約1,500名以上
・入管業務専門の行政書士として:経験12年目、VISA取得実績約800件以上
・技能実習生の受入れ監理団体(組合)の理事として:経験6年目、受入れ実績約100名以上
・特定技能外国人の登録支援機関の代表として:経験4年目、支援実績約80名
・法律で決められた出国手数料の上限を遵守した人材派遣会社をベトナムで初めて設立運営した。貧しい人にも平等に成功のチャンスを与えるべく実習生に対して初めて奨学金制度を導入した。
・厚さ3cmほどの資料を携えて、在ベトナム日本国大使館、出入国在留管理庁、外国人技能実習機構、内閣総理大臣補佐官などの各政府関係機関約20ヶ所に陳情に回った。マスコミにも実態を説明した。
・日本において技能実習の適正な監理団体を設立し、運営した。
・自分を守る術を得て人権侵害などの被害に遭わないようにするために、正しい制度内容を啓発すべく、ベトナム人約2,000人にFacebookで無料相談を実施した。
・コロナ化で解雇され困り果てた国内ベトナム人に無料でVISA変更申請を実施した。
講演
2019年6月 大阪府泉佐野市 外国人材雇用と受入れ実務セミナー
特定技能制度について講演
2020年2月 栃木県農業労働力確保連絡協議会にて
特定技能制度について講演